街のひとつの歩き方(3)

ローマでのホテル[1]パンテオンの前のロトンダ広場に面している。料金によっては、 パンテオンの柱が眼と鼻の先にある部屋に泊まれる。以前は、ここより150m位離れた別のホテルに泊まることが多かった。こちらのホテルはガリレオが裁判を受けたミネルヴァ教会の傍にある。このホテルは5つ星[2]だが、トリップアドバイザーではフロントの評判が良くない。

 

ローマ・レオナルドダヴィンチ空港からローマ市街への夜の高速道路は何か違和感がある。日本の高速道路と違い真っ暗で、街灯のない田舎道のように、自動車のライトをたよりに走るからだ。街灯をつなぐ銅線がすぐ盗まれ、費用がかさみ、修理をしないという。タクシーは運転が荒い。以前、妻が思わずレデュースザスピード・・・と言うと、運転手が「料金をまけてくれ」と言われたと勘違いし、後ろを振り返り、もっと怖いことになったこともあった。そんなことがあり、空港に到着時の送迎車を、前もってホテルを通じて頼むようになった。あるとき、空港に着いて、POPO&JIJIのプラカードを持って待っているはずの人を探すが、見つからない。大部探した末、ホテルに電話した。埒があかない。結局タクシーに乗った。ホテルは車の予約は受けていたが、フロントの引き継ぎ時にTODO リストから抜け落ちてしまったと言い訳をした[3]。さらに、空港への朝早いタクシーをフロントに頼んでおいたが、忘れられ、飛行機に間に合うか気を揉んだこともあった。それで、数年前の朝、このホテルからトランク2個持って、石畳を150m離れた現在のホテルへ移動した。

 

 

[1] Albergo del Senato 3つ星

[2] 星の数には付帯する施設も影響するので,5つ星だからいいホテルとは限らない。

[3] そのため、今はインターネットで直接送迎の会社に連絡し、予約をとっている。