救急車 ROMA AMOR (9)

私も入ろうとすると、家族はだめという。そのうち中で妻が、夫を中に入れてくれと頼んだとのことで、入ることができた。40歳ぐらいのややタバコの臭いがする女性医師が現れた。自分は英語が下手でごめんと言う。それに安心して、私もつたない英語で説明した。英語が下手は作戦だったかもしれない。心電図検査。迷走神経反射との説明。古代ローマの都で迷走神経反射という医学用語を聞くことは想像していなかったので、とても新鮮な印象。たまたま、その1-2ヶ月後、ある医学番組[1]をみた。その中で、失神でER受診時、入院適応の有無を判定する有用なスコアとして、イタリア発の文献[2]が紹介されていた。納得。血液やCTなどさらに検査を希望するかと言われたが、希望しない旨、 サインした。ローマでは 入院や手術以外、海外旅行客の診療費は無料とのことだった。

 

[1] http://annals。org/aim/consult-guys#page=1&fl_ArticleTypeID=14671&fl_text=Consult+Guys&fl_HasAOE=false

[2] Del Rosso A、 et al。 (2008)。 Clinical predictors of cardiac syncope at initial evaluation in patients referred urgently to a general hospital: the EGSYS score  Heart、 12、 1528-1529